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お金先生によるコラム‐キッズマネーカフェ‐

ビックマックで世界の経済状況が分かる!?

2020年06月11日

|カテゴリ:お金先生によるコラム‐キッズマネーカフェ‐

岡野 翔

キッズマネースクールを受講された保護者の方に「銀行だけでなく、投資信託やFXを使って上手に貯金したい。だけど経済状況や為替レートなど分からなくて不安です」とお声を頂くことが多いです。

今回はほんの一例ですが世界の経済状況が分かる指標をお伝えします。

「ビックマック」をご存じですか?

ほとんどの人が食べたことがある「ビックマック」。

実はこのビックマック、経済指数を図るのにとても分かりやすい指標になっています。



その名も「ビックマック指数」と言います。そのままで覚えやすいですよね。

ビックマック指数はマクドナルドで販売されている「ビックマック」の世界各国の販売価格をもとに算出されます。




ビックマックは全世界でほぼ同一品質のものが販売されており、原材料費や店舗の光熱費や従業員のお給料など、色々な要因をもとに値段が決定されます。

その為総合的な購買力の比較に使いやすく基準になりました。




例えば、日本でビックマックが250円、アメリカで2ドルの時は、
250÷2=125 となるので1ドル=125円がビックマック指数になります。

仮にこの時の為替レートが1ドル=110円だとすると、為替相場はビックマック指数に比べて円高です。
この後125円に向けて円安に進むのでは?と推測できます。




現在のビックマックの日本での販売価格は390円で、アメリカでは5.67米ドルです。



為替レートを1ドル=110円とした場合、68円が指数になります。
ここだけ見るとかなりの円高ですね。
だから今後は円安にすすむのでは?と思いますよね。
一つの指標で決定してしまうのは早いかもしれません。



ビックマックの他に、「トール・ラテ指数」もあります。

こちらはスターバックス・コーヒーの「トール・ラテ」の販売価格をもとに算出されビックマック指数と同じような指標です。

現在の日本でのトール・ラテの販売価格は380円で、アメリカでは3.25米ドルです。


同じく1ドル=110円とした場合、116円です。
こちらの方が現実味のある指標に見えますね。
同じような指標が世界には沢山あります。
ご興味が出た方は是非調べてみてはいかがでしょうか。


今回ご説明した指標ですが、必ずしも為替レートがビックマック指数通りに動くと限りませんが、今後の為替レートや経済状況の推移を予想するうえで役に立つ指標とされています。



ご自身で為替レートや経済状況の動きを考えるのが難しいとお悩みの方や、世界のお金を活用した上手な貯蓄方法を知りたいと思われている方は是非お近くのお金のプロにご相談してみてはいかがでしょうか?