全国講師からのコラムの詳細です。
お金先生によるコラム‐キッズマネーカフェ‐
私が子供の頃のお話ですが預貯金の金利が8%もありました。
今は?
普通預金の金利0.001%
定期預金でも0.01%です。
みなさまもお気付きの様に普通にお金を預けているだけではお金は殖えません。
そうなんです。
工夫が必要な時代だということです。
とはいっても、特別な知識は必要ありません。
これから、様々なお金が必要になる子育て世代のお若い方々の個人資産を殖やす1つの手段に
『長期分散積立投資』があります。
投資って?と思われた方もいらっしゃると思います。
投資と聞いて人それぞれ感じ方は違うと思います。
もちろん『もうすでに始めてるよ』という方もおられるでしょう。
『投資ってよくわからない』
『ギャンブルぽくってこわい?』
『投資する余裕なんて今はない』
『昔投資に失敗した、周りの知り合いで投資に失敗した人がいるのでこわい?』
などなど様々だと思います。
投資に失敗した方々のありがちな特徴としてルールを守っていないことで失敗されています。
交通事故に合わないために交通ルールがあるように投資(お金の運用)に失敗しないために
お金のルールがあります。
また、私たち日本人は金銭教育を受けて育ったという方は少ないと思います。
そのせいか『お金や投資』に関して少し誤った解釈や誤解をされておられる方も多くいらっしゃいます。
あなたは大丈夫ですか?
◆投資には2種類あることをご存じですか?
投資の手法には
①短期集中一括投資(価格の変動を的中させることがポイント)と
②長期分散積立投資(世界経済の長期的成長がポイント)の2種類があります。
ですが、『投資』と聞いて、多くの方々は短期集中一括投資しかイメージできていないケースがほとんどです。
価格の変動を的中させるのは専門家でも難しいと言われています。
時間の使える子育て世代のお若い方々の投資は『長期分散積立投資』を活用すれば、
価格の変動を的中させる難しいことをしなくても個人資産を殖やすことが期待できます。
◆時間をかけてコツコツとお金を育てることが投資です!
投資運用の運用成果は『 量 × 価格 』で決まります。
もちろんリスクのない金融商品はありません。
投資運用にもリスクはあります。
投資運用のリスクはズバリ価格の下落です。
価格の下落をピンチではなくチャンスに変えることができるとしたらリスクを軽減することができ、
結果、成功する確率はあがります。
例えば、毎月10,000円を積立てるとします。
価格が10,000円の時は1口の量を購入することができます。
価格が2,000円まで下落したとします。
でも慌てる必要はありません。
ここでも10,000円を積立てているわけですから5口の量を購入することができます。
『 量 × 価格 』です。
予測の難しい価格に目を奪われるのではなく、量を集めることに着目すれば良いのです。
ただこれだけのことです。
せっかちにならず、時間をかけて(長期)コツコツとお金を育てましょう!
投資の3つのルールは①長期投資 ②資産分散 ③時間分散です。
◆国も推奨している『長期分散積立投資』
『長期分散積立投資』を活用できる金融商品には
①つみたてNISA
②iDeCo
③変額保険等 があります。
つみたてNISAやiDeCoは最近よく耳にされる方も多いと思います。
つみたてNISAはイギリスの個人の資産形成をiDeCoはアメリカの老後資産形成の成功実績をモデルに日本流に考えられた資産形成制度です。
それぞれに特徴がありますからご自分のお考えに合った金融商品を選びましょう。
投資運用はルールを守れば個人資産を殖やす堅実な方法になります。
まずは、今できる金額からでよいので、長期分散積立投資をご活用されることをお勧めします。
キッズマネースクール認定講師 赤川 元秀(あかがわ もとひで)
ファイナンシャルプランナーとして、
たくさんの方々にお金の正しい知識や情報を伝えたいとおもい、
キッズマネースクール認定講師になりました。
一生のお付き合いになるお金について子供達には体系的に学ぶことで、
お金との正しい付き合い方を身につけてもらい、
子供たちの明るい未来のためにお役に立ちたいと思います。
お金について親子で一緒に楽しく学びましょう!!